インビザライン、AI搭載の口腔内スキャナーがグッドデザイン賞を受賞
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米歯科矯正装置メーカーのアライン・テクノロジー日本法人のインビザライン・ジャパン(東京・品川区)は10月17日、AI(人工知能)搭載のデジタル口腔内スキャナー「iTero Lumina(アイテロルミナ)」が、2024年度のグッドデザイン賞を受賞したと発表した。
「iTero Lumina」は、独自開発のキャプチャー技術「iTero Multi-Direct Capture」で、スキャン視野を3倍に拡大した口腔内スキャナー。最大25mmの深度までスキャンできる。全てのデータを1回のスキャンで取得できるソフトウエアも搭載する。ワンドのサイズは旧モデルの2分の1にコンパクト化し、スキャンスピードは2倍に向上させた。
グッドデザイン賞を主催する日本デザイン振興会は「撮影のためのハンドピースを大きさ、重量ともに従来の半分にすることで、医師と患者の負担を軽減している。また、従来に比べカメラの撮影範囲を3倍、撮影深度を1.5倍とし、AI技術も活用した優れた可視化機能で、口腔内の高精細な画像を高速に撮影できるようになった。歯科医師の作業時間を短縮し、患者のより早い矯正治療を可能とすることで、両方のユーザー体験を大きく向上する優れたデザインである点を評価した」(審査員)と受賞について述べている。