クレアボ・テクノロジーズ、中国ShukunのAI心臓CT画像解析ソフトの販売開始

クレアボ・テクノロジーズ(東京都千代田区)は10月15日、Shukun Technology(数坤科技社、北京市)が開発したAI(人工知能)を使った心臓CT(コンピューター断層撮影)画像解析ソフトウエア「Careverse CoronaryDoc(ケアバースコロナリードック)」の認証を取得し、国内販売を開始したと発表した。

「Careverse CoronaryDoc」は、院内のPACS(医療用画像管理システム)やCT装置の心臓CT画像を解析するソフト。冠動脈CTの撮像データから医療画像処理技術とAI(人工知能)のアルゴリズムを使って、冠動脈を抽出。虚血性心疾患診療に必要な3次元画像、CPR(曲面多断面再構成)画像、Stretch画像を作成が可能。

また、AIで狭窄(きょうさく)が疑われる部位を識別し、プラーク解析を行うことで、石灰化、非石灰化、混合プラークなどの特性を識別し、結果を基に狭窄部位を解析する。加えて、冠動脈ラベル、狭窄度、プラーク性状、ステントの有無などを識別し、構造化レポートを作成する。

クレアボではソフトの画像処理は約3分以内で完了するといい、これまで手作業で再構成と解析、画像保存をしていた心臓CT画像の解析が人手が不要となるため、医療現場の負担軽減が図れるとしている。