HAIP、医療・ヘルスケアの生成AI利用ガイドラインを策定

日本マイクロソフトやソフトバンク、北海道大学などが参画する医療AIプラットフォーム技術研究組合(HAIP、東京・江東区)は10月2日、日立コンサルティングと、医療での生成AI(人工知能)活用指針「医療・ヘルスケア分野における生成AI利用ガイドライン」を策定したと発表した。

ガイドラインでは、生成AIを医療機関や薬局などで利用する人や開発に携わる人が注意すべきポイントを理解し、医療での生成AI導入と利用を促進することを目的に、医療機関や薬局などで想定される生成AIのユースケース8つを取り上げ、それぞれのケースの概要、リスクと対策例をまとめた。

今回の取り組みは、HAIPが採択された厚生労働省の「2023年度の厚生労働行政推進調査事業費(特別研究)補助金」の「医療・ヘルスケア分野における生成AI適用の可能性と課題の検討、及び利活用ガイドライン策定のための研究」の成果で公表した。

今後は、ガイドラインを継続的に発展進化させる仕組み作りと、医療機関の人たちがより使いやすいように、業務フローに沿った生成AIの利用シーンとリスクや対策の整理を行うとしている。