GSK、MICINの分散型臨床試験プラットホームを大腸がん治験で使用開始

グラクソ・スミスクライン(GSK、東京・港区)は8月21日、大腸がんの治験で、MICIN(マイシン、東京・千代田区)の分散型臨床試験(DCT)プラットホーム「MiROHA(ミロハ)」の使用を開始すると発表した。

「MiROHA」は、オンライン診療機能、eConsent(電子同意)機能や、eSource(臨床試験の原資料となり得る電子原データ)機能を搭載したDCTプラットホーム。治験実施医療機関だけではなく関連病院もつなげることが可能で、治験実施医療機関の患者ではなくても治験にアクセスする機会を広げられる。患者は遠隔で説明を受けすことで、eConsentで治験に参加可能になる。

GSKではこれまでも、看護師が治験参加者を訪問する「ホームナーシング」などを活用し、治験アクセス改善に取り組んできた。今回、DCTプラットホーム「MiROHA」の活用することで、さらにDCTを推進、今後はほかの治験領域にも展開する。