EIZO、医用画像表示モニター2機種発売 27型は4Kで遠隔読影に対応

医用画像表示モニター「RadiForce MX277W」(左)と「RadiForce MX247W」

EIZOは10月22日、医用画像表示モニターの新製品で、24.1型の「RadiForce(ラディフォース) MX247W」を12月24日、27型の「RadiForce MX277W」を2027年4月19日に発売すると発表した。価格はいずれもオープン。27型は4Kの高解像度表示で遠隔読影も支援する。

2機種は、電子カルテや各種医療情報システム上での検査画像の参照に対応する「RadiForce MX-Series(ラディフォース・エムエックスシリーズ)」の新製品。医療機器には該当しない。

「MX277W」は、27型の画面に4K UHD(横3840×縦2160ピクセル)、約800万画素の表示性能を備える。X線やCT(コンピューター断層撮影装置)、MRI(磁気共鳴画像装置)などの検査画像や複数のアプリケーションを1画面に集約し、効率的な画像参照を支援する。

「MX247W」は、24.1型で横1920×縦1200ピクセル、約230万画素で表示する。画面の縦横比は16:10で、同じ高さの4:3のモニターと比べ、横方向に約1.2倍の情報量を表示できる。複数の検査画像や操作用のツールの同時表示が可能で、スクロールの手間を減らせるという。

両機種とも、医用画像の国際標準規格「DICOM」の階調表示基準(GSDF)に準拠するよう、工場で1台ずつ調整して出荷する。起動後の輝度を素早く安定させる機能に加え、周囲の温度や時間の経過による輝度の変化を自動補正する機能を搭載し、安定した明るさと階調で画像を表示する。

画面の枠部分には、表示を測定・調整するキャリブレーション用センサーを内蔵した。モニター品質管理ソフトウエアの簡易版「RadiCS LE(ラディックス・エルイー)」と組み合わせ、「DICOM」に準拠した表示調整を行う。

同社によると、放射線科医の不足や地域医療連携の推進を背景に遠隔読影の需要が高まっており、複数の画像や関連情報を同時に表示できる広い画面と、細部を確認できる高解像度モニターが求められていることから開発した。