TXPメディカル、生成AIが診療記録を自動作成する急性期病院向け音声入力アプリ

TXP Medical(TXPメディカル、東京・千代田区)は12月3日、生成AI(人工知能)を使った、急性期病院向けの音声入力アプリ「Speech ER(スピーチイーアール)」を開発し、提供を開始したと発表した。

「Speech ER」は、医療スタッフがスマートフォンに向かって話すだけで、生成AIが診療記録を簡単に自動作成する音声入力アプリ。音声入力された情報を、生成AIが医療用語変換、診療記録に必要な情報の抽出、診療記録フォーマットの変換を行う。

アプリのエンジン開発と評価には、TXPメディカルの急性期医療の経験を持つ医師と看護師が携わった。作成された診療記録テキストは、ネットワーク接続を介さず、オフラインでQRコードを使って同社の救急部門システム「NEXT Stage ER」、電子カルテシステムと連携できる。

「Speech ER」のシステムイメージ
「Speech ER」のシステムイメージ

初期リリースでは主に救急外来の医師記録と看護師記録に焦点を当て提供する。今後は一般外来や一般病棟で利用が可能な機能拡張も順次予定している。