GENSHI AI、医療向け音声認識サービスのiPhone版公開 有料プランの無料体験も実施
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「GENSHI Voice」の利用イメージ
医療AI(人工知能)開発のGENSHI AI(ゲンシエーアイ、東京・千代田区)は9月30日、医療用語に対応する音声認識サービス「GENSHI Voice(ゲンシボイス)」のiPhone版公開を記念し、有料プランの無料体験キャンペーンを10月1日から始めると発表した。外来診療をはじめ、病棟での回診や訪問診療、申し送りなどでの利用を見込む。
「GENSHI Voice」は、医療用語などの専門用語に対応する音声認識サービス。診察中の会話をリアルタイムで文字起こしし、医師や患者、家族などの発言を自動で識別して色分けする。iPhone版は9月にアップルのアップストアで公開した。
文字起こしした内容から、SOAP(主観、客観、評価、計画)形式のカルテ下書きや要約、指示・処方事項の抽出、患者向け説明メモ、英訳などを生成できる。プロンプト(指示文)を設定し、施設や診療科ごとの書式に合わせた出力も可能。薬剤名や術式、施設名、人名などを登録するカスタム辞書も備える。

AIで整えた文章は、iPhoneの画面にQRコードとして表示する。PCに接続したQRコードリーダーで読み取り、インターネットに接続していない電子カルテ端末にも転記できる。テキストファイルや字幕形式での書き出しにも対応する。
長時間の診察やカンファレンスに対応する長尺モードでは、録音と並行して定期的に音声を再処理する。バックグラウンドや画面ロック中も録音を続けられる。音声データや文字起こししたテキストは端末内に保存し、履歴から本文やタイトルで検索できる。
音声解析や文字起こしを日本国内のインフラで処理する「Secure」や複数人の発言を自動識別する「話者分離」などの機能も用意した。国内処理機能「Secure」は、厚生労働省、総務省、経済産業省の医療情報システムのセキュリティーガイドライン「3省2ガイドライン」に対応する。
iPhone版の対応OSはiOS 17.0以降。ダウンロードは無料で、文字起こしはポイント消費制となる。iPhone版のほか、Chrome拡張機能、Windows・Mac向けデスクトップアプリ、ウェブアプリでも共通のアカウントとポイントを利用できる。
無料体験は、通常月額税込4800円の「Growthプラン」が対象になる。毎月560ポイントが付与され、国内処理や話者分離などを利用できる。無料期間は申し込み月の翌月末までで、10月15日に申し込んだ場合は11月30日まで無料となる。キャンペーンの終了日は未定。
利用は1ユーザー、1ワークスペースにつきそれぞれ1回までで、過去に有料プランを契約したワークスペースは対象外。申し込みには、ウェブ管理画面でクレジットカード情報の登録が必要となる。
無料期間中に解約すれば料金はかからず、解約やプラン変更をしない場合は、期間終了後に月額税込4800円で自動更新される。