クロスログ、「CrossLog Connect多職種連携アプリ」を正式リリース

CrossLog Connect 多職種連携アプリ(画面イメージ)

在宅医療専用スケジュール管理ソフト開発のクロスログ(福岡市)は12月9日、在宅医療向けの多職種連携アプリ「CrossLog Connect(クロスログコネクト)多職種連携アプリ」の正式版の提供を開始したと発表した。

「CrossLog Connect多職種連携アプリ」は、在宅医療現場の多職種間の円滑な情報共有と連携を支援するアプリ。患者情報や訪問予定とひもづいた機能を搭載しており、確認や調整にかかる手間を削減し、現場チームの一体化と業務効率の両立をサポートする。

在宅医療は、多職種連携が重要視される一方で、電話、FAX、汎用(はんよう)チャットなど、バラバラな手段に頼るコミュニケーションが多いことが長年の課題となっていた。クロスログは、こうした課題を解消で2025年9月にチャット機能を中心としたベータ版「CrossLog Chat(クロスログチャット)」を発表。今回、施設や関連事業所に担当患者の予定だけを共有できる新機能「予定共有」を追加し、正式版として提供することにした。

同社は正式版リリース後、現場のニーズに応じた機能拡張を進める。また、既存のコミュニケーション機能の電話帳やビデオ通話も段階的に統合し、在宅医療での情報共有や予定管理を1つのプラットホーム上で完結できる環境を構築する。さらに、電子カルテなどのシステムと連携を進め、現場で分散している情報の一元管理を可能にして、多職種連携の負担を軽減につなげる。