オール薬局、接客や服薬指導などの効率化でタイムリープの遠隔接客サービスを全店導入

遠隔接客サービスのタイムリープ(東京・千代田区)は7月17日、マイライフ(広島・呉市)が運営する保険薬局「オール薬局」に、遠隔接客サービス「RURA(ルーラ)」を導入したと発表した。3店舗で運用を開始しており、数カ月後以内には全店に展開する。

「RURA」は、インターネットで店舗の接客を遠隔地から行なえるサービス。対応スタッフが画面に表示される対面接客や、アバター(分身)を使って接客などを選択できる。少人数で多拠点の接客ができるのが特長で、約30店舗の受付を3名で実施する薬局もあるという。タイムリープでは、新型コロナウイルスへの感染対策を始め、店舗運営の効率化、接客業の新しい働き方に役立つとしている。

マイライフは、オール薬局で「RURA」を活用したリモート服薬指導を2025年5月から開始した。実運用を重ね、オペレーション改善を図りながら、高度で効率的な服薬指導が可能なことを確認。成果を受けて、オール薬局全店への本格導入を決めた。

オール薬局は、「RURA」の導入で優秀な薬剤師が複数店舗を横断して服薬指導を行う体制を構築。患者への服薬指導の質が高まると同時に、薬剤師1人あたりが1時間に最大15枚の処方箋の対応が可能になった。また。3店舗の服薬指導を担うことで、店舗の生産性も向上した。マイライフでは今後、店舗数の拡大とともに、より洗練されたオペレーションの構築を進める。