ギミック、クリニック専用情報共有アプリに有料プラン追加

ギミック(東京・渋谷区)はこのほど、クリニック専用情報共有アプリ「メディパシー」で「ベーシックプラン」と「アドバンストプラン」のプランを新設し、7月から提供を開始すると発表した。

「メディパシー」は、クリニックで働く医師や医療従事者の声を基に開発されたクリニック専用の情報共有アプリ。シンプルな操作性で院内コミュニケーションを円滑にする「チャット機能」、忙しい医療現場に対応する「タスク管理機能」、一括で情報発信ができる「掲示板機能」、画像や動画などの情報をセキュアな環境でクラウド管理できる「ファイル送受信機能」などを備える。

これまでは、初期導入費が不要で、全ての機能を無料で提供してきた。今回、利用プランを設置し、これまでのサービスを引き続き無償で「ベーシックプラン」、ベーシックプランの機能を強化・拡充したサービスを有償の「アドバンストプラン」として提供する。

プラン比較表
プラン比較表

「アドバンストプラン」は、チャットや掲示板への投稿の「予約配信機能」、各履歴の検索期間やユーザー登録数の無制限化、ストレージ容量の100GBへの増加がベーシックプランと異なる、ユーザーの要望の多い機能を実装した。クリニックは、組織の規模やニーズに合わせてプランを選択できる。利用料は1ワークスペースあたり、月額5980円(税抜)。

ギミックによると、医療の質の担保には、「院内のスタッフ同士の意思伝達」がしっかりと図られている必要があり、コミュニケーションが円滑に行われているクリニックでは、スタッフ同士のチームワークが向上し、業務も円滑に進む傾向にあるという。一方で、「クリニック」はパート勤務、シフト制、非常勤勤務を敷いており、スタッフ同士の情報共有に時間的・場所的制約が生まれやすいことや、日々の忙しさに追われて、対面で話せることが限られる時間的や心理的なハードルが課題で生まれがちとしている。

同社では、このような課題を解消し、クリニック内の情報共有を円滑化してクリニックのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するツールとして、医療従事者の声をもとに「メディパシー」を開発した。