大阪けいさつ病院、病院のモバイル端末をiPhoneに刷新、全スタッフ1800人に配備
掲載日:

大阪けいさつ病院でのiPhoneの利用イメージ
大阪けいさつ病院(大阪市)は3月17日、院内スタッフのモバイル端末を、PHSから全て米アップルのiPhoneに切り替え、1800人の全スタッフに配備したと発表した。
iPhoneを、内線電話、チャットコミュニケーション、ビデオ会議、電子カルテ、ナースコール、スタットコール、位置情報と連携し使用する。医師、看護師に個人専用のiPhoneが貸与し、メールアカウントや、ID、Touch IDも個別に設定した。
内線電話機能は、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)の固定電話と携帯電話を融合サービス「FMC(フィックスド・モバイル・コンバージェンス)」の「オフィスリンク」を導入した。iPhoneの運用保守やサポートもNTTコムが管理を行う。
MDM(モバイルデバイス管理)と院内コミュニケーション、ビデオ会議の基盤では、マイクロソフトの業務用ソフト「マイクロソフト365」を採用した。コミュニケーションツール「Teams(チームス)」を院内コミュニケーション、管理サービス「Intune(イントーン)」を端末管理、生成AI(人工知能)「Copilot(コパイロット)」を、情報検索や要約、イラスト作成などで活用する。
電子カルテとの連携は、富士通Japanの病院向けのモバイルソリューション「Hope Pocket Chart(ホープポケットチャート)」のアプリを導入。医師がiPhoneからカルテの閲覧や画像の確認、看護師はカルテ入力や3点認証ができるようにした。
院内位置情報では、Beacapp(ビーキャップ)の「Beacapp Here Hospital(ビーキャップヒアホスピタル)を利用。院内全域にBeaconを設置し、院内医療機器などの物品の位置をリアルタイムに把握を可能にすることで、機器を探す手間を省き、業務効率化につなげる。将来的には入院患者の徘徊防止や、医療従事者同士の連携にも役立てる。
スタットコールは、リードのスタットコールアプリ「FAST Message(ファストメッセージ)」も導入した。全スタッフが手元のiPhoneでスタットコールを発報し、即座にアラートを伝えられる。アラートは位置情報も発報するため、近くにいるスタッフがより早く現場に駆けつけることが可能になった。当直担当者の電話帳機能も実装する。
一方で、患者向けにプラスメディ(東京・千代田)の通院支援アプリ「wellcne(ウェルコネ)」を新たに採用した。患者はスマートフォンから、アプリで来院の確認予約や電子診察券の利用、診察待ち順呼び出し、病院からの最新情報の確認が可能になる。病院の処方歴や検査データも閲覧できる。
大阪けいさつ病院では今回、新病院の開院に合わせて端末を刷新した。今後も継続的にデジタル活用に取り組み、最先端のスマートホスピタルの実現を目指すとしている。