メディアプラス、米ケアジリティーの医療用ビデオ通話ソリューションの販売を開始

テレビ会議システム開発などのメディアプラス(東京・千代田区)は1月31日、遠隔ヘルスケアソリューションの米ケアジリティー(ニュージャージー州)と国内販売代理店契約を締結し、同社の医療向けビデオ通話ソリューションの販売を開始したと発表した。

ソリューションは「バーチャルナーシング」と「遠隔モニタリング」を販売する。「バーチャルナーシング」は専用機器やPC、モバイル端末で、患者やベッドサイドの看護師が遠隔の医療従事者との間で双方向の音声とビデオ通話を行うためのソフトウエア。ワンクリックで接続が可能で、遠隔のベテラン看護師や専門医と相談しながら、現場のスタッフと共同作業を行える。

「遠隔モニタリング」は、1人の看護師が同時に複数の患者をカバーするための患者モニタリングソリューション。任意の遠隔地にいる最大16人の患者を1台のモニターで継続的に観察できる。ナイトビジョン付き高性能カメラを使用することで、精度の高い緻密な観察ができるようにした。

(左から)「APS100 Pro」「APS200 Duo
(左から)「APS100 Pro」「APS200 Duo

また、ビデオ通話機器で、シングルカメラの「APS100 Pro(ディスプレー設置・壁掛けモデル)」、デュアルカメラの「APS200 Duo(ディスプレー設置・壁掛けモデル)」を販売する。

(左から)「APS250C」「APS260C」
(左から)「APS250C」「APS260C」

機器は、モバイルカートタイプで17インチタブレット一体型の「APS250C」、22インチタブレット一体型の「APS260C」も用意した。

ケアジリティーは、2019年設立。急性期から外来まで、あらゆる機器と臨床ワークフローに対応するように設計した音声とビデオ通信ソリューションなどを手掛ける。現在は85を超える医療システムの1100を超える病院をサポートしており、サービスは重篤な急性期医療から、緊急・救急医療、急性期後の外来医療、在宅医療まで幅広く利用されている。