ボイット、音声認識と生成AI搭載したスマホを端末に使うインカムサービス

音声ソフト開発のボイット(東京・渋谷区)は1月30日、医療や介護など向けに音声認識技術と生成AI(人工知能)を搭載し、スマートフォンを端末で使用するインカムサービス「VOYT CONNECT(ボイットコネクト)」を2月から開始すると発表した。

「ボイットコネクト」は、発話内容を音声で記録し、チャット形式で自動テキスト化して保存する機能、テキスト入力すると合成音声で発話する機能を搭載。合成音声による同時通訳機能、音声メモをAIアシスタントが自動的に整理と要約する機能もオプションで提供する。

インターネット環境があれば、別フロアや遠隔地からも会話に参加が可能。4Gや5G、Wi-Fiに対応し、専用イヤホンマイクでハンズフリー通話も行える。ナースコールなどの既存システムと連携し、重要な通知を直接インカムに送信もできる。

同社では医療・介護に加え、宿泊現場といったフロントラインワーカーが働く現場の課題解決ツールで展開。今後はツールの新機能開発や、他社のシステムとの連携強化も積極的に進める。