Mediyell、医師、看護師など他職種間で質問と相談可能な医療従事者限定交流サービス

医療従事者向けアプリ開発を行うMediyell(メディエール、大阪市)は10月18日、医師や看護師、薬剤師、臨床検査技師を対象に他職種間で質問や相談が可能な交流サービス「toMedy(トゥメディ―)」の提供を開始したと発表した。

「toMedy」は、アプリで職種を越えた質問や回答が可能で、診療科ごとの専門家の医師や、その分野の先輩、実際の職場で働いている人などから、さまざまな角度で広い意見を聞けるのが特長。

「toMedy」のアプリ画面
「toMedy」のアプリ画面

例えば、「〇〇の勉強どうしたらいい?」「先輩にこう言われたけど、ほかの病院でも同じ?」「このような患者さんにはどう接するべき?」「こういう時は疑義照会すべき?」といった、職場の人には聞きづらかったり、調べても出てこなかったりする日常の業務で分からないことや疑問を匿名で聞くことが可能。

看護師や薬剤師、臨床検査技師が医学的知識について、分からないことを専門分野の医師に聞いたり、就職や転職について、実際に働いている人に相談をしたりできる。

サービスは医療従事者に限定して提供する。そのため、利用には医療資格の証明が必要。サービスのアプリを開き、ニックネームなどを入力し、メールアドレス認証を行い会員登録後、医療資格免許証の画像をアップロードし認証されると証明済みのバッジが付き利用が可能になる。今後は質問や回答する度にポイントを獲得できるようにして、累計ポイントが増えると、ランクに応じた特典を贈呈する予定。

同社によると、医療業界はコミュニティーが狭く、職場以外で気軽に質問や相談可能な場所が少ないといい、サービスを通じて、医学的知識や仕事に対する疑問、転職相談ができる場の提供と、多職種の悩みの理解促進によるすれ違いの減少を目指す。