HITOTSU、医療特化チャットの業界標準PF化でアドバイザー4名就任と新プラン開始

医療業界特化型のチャットサービスを提供するHITOTSU(ヒトツ、東京・渋谷区)は10月8日、医療特化型チャットツール「HITOTSU Link(ヒトツリンク)」の業界標準プラットホーム(PF)構築で、アドバイザー4名が就任すると共に、新プランの提供を開始すると発表した。

「HITOTSU Link」は、トピックごとの「ルーム」を作成し、招待されたメンバーのみで議論やプロジェクト管理、ナレッジ共有が行える医療向けチャット。PDFやワード、画像、動画などのファイルの添付もできる。2024年3月に提供を始めた。

同社は、今回、ツールの業界標準プラットホームとエコシステムの構築に向け、藤原道隆医師、ビジネスアドバイザーで、テルモ出身の上杉潔氏と中尾浩治氏、日本IBMで医療事業責任者を務めた森川文夫氏の4名をアドバイザーに迎えた。

新プランの概要
新プランの概要

新プランでは、医療機関だけではなく、企業も無償利用できるサービスを10月1日から開始した。新サービスでは、事前に医療機関と企業がそれぞれで申し込み、アカウントを開設。接続プロセスを取ることで、互いが認めた医療機関と企業同士のチャットが可能になる。医療機関は、従来プランと同様に、ユーザー数が50名までは無償で利用できる。院外の企業との接続も料金は不要になる。

一方、企業については、無償の基本プランでも、医療機関と接続してメッセージのやりとりができる。接続後の4カ月目以降は、写真やPDFなどのファイルの送受信ができなくなるため、その後の利用では有償サービスへのアップグレードが必要になる。

有償(月額制)の本接続にアップグレードした場合は、ファイル送受信以外にも企業と接続する医療機関が、接続ごとにユーザー数の上限が20名増える。また、早いタイミングで有償サービスに切り替えると割引料金が適用される。