サイエンスアーツ、慶應大予防医療センターが「Buddycom」導入

サイエンスアーツは9月10日、慶應義塾大学予防医療センターが、IP無線アプリ「Buddycom(バディコム)」を導入したと発表した。

「Buddycom(バディコム)」は、スマートフォンやタブレットにインストールすることで、トランシーバーや無線機のように複数人と同時に話せるアプリ。映像、文字、位置情報などの機能を搭載しており、免許不要で利用できる。

「Buddycom(バディコム)」の活用イメージ

慶應義塾大学予防医療センターは、予防医療サービスに力を入れており、検査の前後に医師や看護師、予防医療コーディネーターが「聴く」問いかける」といった対話を軸に、患者一人一人の心身の状態や生活習慣、価値観に応じた医療サービス「パーソナライズド・ドック」を提供する。

センターでは、予防医療サービスでスタッフの連携強化、プライバシーに考慮したサービス提供を目的にアプリを導入。来院時の受付とスタッフ間の連携、コントロールデスクとコンシェルジュ間の次の検査指示、当日の問診内容や検査内容の変更時の連絡手段などで使用する。そのほか、チャット画面で文字や画像で、一日のスケジュール、患者情報、診察・検査部屋の利用状況を共有する。

センターではこれまで内線電話やPHSを使用していたが、「Buddycom」の導入で一斉に連携できるようになったため、対応品質の向上につながったとしている。