Neat、神戸市が災害対応病院のオンライン情報共有でウェブ会議システム導入
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ノルウェーのビデオ会議システムメーカーのNeatframe(ニートフレーム、オスロー)の日本法人、Neatframe(ニートフレーム、東京・千代田区)は9月2日、神戸市が災害対応病院のオンライン情報共有環境整備で、同社のウェブ会議システム「Neatデバイス」を導入したと発表した。
ニートフレームのウェブ会議機器は、高画質と高音質、簡単操作を重視したZoom(ズーム)やマイクロソフトのTeams(チームス)専用のシステム。
神戸市では、来年に阪神淡路大震災から30年を控え、2014年に策定した「災害時救急医療マニュアル」をゼロベースで見直し、大規模震災に備えた医療提供体制強化策を発表。マニュアルの見直しでは、コロナ禍でのオンライン会議の普及を踏まえ、オンラインで病院間の情報を共有する体制に移行した。
これを受け、神戸市ではZoomの活用で調整を進める中、ウェブ会議用システムの選定にも着手。「兵庫県が主催の大規模災害を想定した被災地支援を行う医療チーム『DMAT』の大規模訓練時に試験的に活用した際に、カメラの性能の高さ、音声のクリアを確認しており、雑音が多く慌ただしい環境下で実施する会議でも、十分対応可能なデバイスと感じた」(神戸市健康局地域医療課の川村翔太氏)ことから、災害対応病院間のビデオコミュニケーションツールに「Neatデバイス」の導入を決めたとしている。