ユームテクノロジー、AI会話・学習トレーニングを製薬・医療機器など10社以上が導入

オンライン学習プラットホームを手掛けるユームテクノロジージャパン(東京・新宿区)は8月16日、AI(人工知能)を使った会話と学習のトレーニングサービス「UMU(ユーム)チャットボット」が、2024年で製薬や医療機器などの10社以上で採用されたと発表した。
「UMUチャットボット」は、AI(人工知能)を活用した会話と学習をトレーニングできるサービス。実際のビジネスシーンを想定したトークスキルの練習が行え、AIがリアルタイムフィードバックする。

サービスは「セールス質問コース」「マネージャーコーチングコース」のパッケージで提供。「セールス質問コース」は、営業質問の目標を「情報収集」「動機づけ」「異議処理」「ビジョン共有」に分類し、日常に応用が利く形でパターン化したスキルを学習する。営業の戦略フレーズやポイントなどAIを相手に反復練習できるため、組織全体の営業力向上が図れる。

「マネージャーコーチングコース」は、自己啓発やリーダーシップ向上などの分野で活用されているNLP(神経言語プログラミング)を土台に構築しており、マネジャーの基礎スキルの習得や、AIを相手に行う反復練習でマネジメントスキル向上が見込める。

同社では、製薬会社や医療機器会社が選んだ理由として、MR(医療情報担当者)の対話スキル不足の対策に役立つ点を挙げており、新薬上市の基礎知識、主力品の知識、ドクターのニーズを引き出すコミュニケーショントレーニング、企業のセリングモデルインプットなどの習得に役立つとしている。