ファインデックス、生成AI医療文章生成サービス「CocktailAI」のデモサイト公開

ファインデックスは7月2日、子会社でクラウドサービスのフィッティングクラウド(京都市)と、生成AI(人工知能)を使った医療文章生成サービス「CocktailAI(カクテルエーアイ)」のデモサイトを公開したと発表した。

「CocktailAI」は、生成AIの活用とテンプレートを利用した文書作成の効率化に特化したソリューション。自然言語で自由にテンプレートを作成すると、AIが診療録から必要な情報を抽出し、テンプレートに沿って文章を自動生成する。セキュリティー面では厚労省、総務省、経産省が定める「3省2ガイドライン」に準拠した。フィッティングクラウドが2024年6月から提供する。

ファインデックスによると、京都大学医学部附属病院とフィッティングクラウドが「CocktailAI」を使って眼科退院時の診療情報提供書作成の検証を実施したところ、生成された文章のうち「そのまま利用可能」「微修正のみで利用可能」が56%%、「記載追加のみで利用可能」が36%と、92%が医師の文書作成業務を大幅に軽減できる結果を得たという。
公開したデモサイトでは、「CocktailAI」を実際に体験することが可能。専用サイトから申し込み、メールで返信された専用URLからログインすれば利用できる。

2社は今後、「CocktailAI」と他社製品との連携を強化し、医療現場で使いやすいソリューションの提供に取り組むとしている。