pipon、AI音声カルテ作成支援がエムスリーの電カルと連携、カルテ作成を自動化

AI(人工知能)医療支援サービス開発のpipon(ピポン、東京・中央区)は6月27日、AI(人工知能)を活用した音声カルテ作成支援サービス「ボイスチャート」で、エムスリーの電子カルテ「デジカル」との自動連携機能の提供を開始すると発表した。連携で音声からカルテ作成、電子カルテ入力までの一連の作業を完全自動化する。

「デジカル」との連携では、「ボイスチャート」で、診察会話の音声から自動生成されたSOAP(主観、客観、評価、計画)形式のカルテ内容を、医師の操作なしでデジカルに直接転送・入力する。

「完全自動転記」「リアルタイム連携」「フォーマット自動変換」といった機能を提供。「完全自動転記」は、生成したカルテを医師の操作なしで「デジカル」に自動入力する。「リアルタイム連携」では、診察終了と同時に電子カルテに内容が反映する。「フォーマット自動変換」は、診察会話内容を「デジカル」の入力形式に最適化された状態にして電子カルテに転送する。

利用料は、初期費用が5万円、月額費用は1万円と、利用に応じた従量課金になる。では、今回の連携機能で、これまで医師が手作業で行っていたコピー・アンド・ペースト作業が完全に不要となり、業務効率化が図れると共に、真の意味でのワンクリックカルテ作成が実現できるとしている。