UiPath、グーグルのAI基盤活用の生成AIを搭載した電子カルテ要約AIエージェント

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やAIソフトウエアの米UiPath(ユーアイパス、ニューヨーク州)は4月24日、電子カルテの要約を行う医療向けAI(人工知能)エージェント「UiPath Medical Record Summarizationエージェント」を発表した。

「UiPath Medical Record Summarizationエージェント」は、医療機関と保険会社の双方が生成AIとエージェンティックオートメーション(エンド・ツー・エンドの自動化を可能にする技術)の活用を支援するソリューション。カルテ情報を臨床医レベルで要約と整理を行い、臨床スタッフや非臨床スタッフの事務作業を削減する。

具体的には、患者紹介受付、注文受付、利用管理レビューなどの作業にかかる時間を大幅な削減が可能で、紹介1件あたりの作業時間を最大40分で削減し、事前承認の所要時間を全体で最大50%短縮できるという。

グーグル・クラウドの統合型AI開発プラットホーム「Vertex AI(バーテックスAI)」とグーグルのAI「Gemini(ジェミニ)」を使用した生成AIを搭載することで、トップレベルの医療従事者に協力すてもらうことで高精度な医療文書の分析手法を実現したとしている。