モルゲンロート、柏みんなクリニックが、ChatGPT活用した紹介状自動生成システム構築

柏みんなクリニック柏院

医療法人社団モルゲンロート(東京・江東区)は3月14、運営する「柏みんなクリニック柏院」(千葉・柏市)で、Chat(チャット)GPTを活用した紹介状の自動生成システムを構築したと発表した。

ChatGPTの紹介状自動生成画面
ChatGPTの紹介状自動生成画面

柏みんなクリニック柏院では、ChatGPTのユーザーが自分だけのAIを作成できる機能「GPTs」で、診療情報提供書(紹介状)生成用AIを作成。「GPTs」に、個人情報を除外し、年齢、症状、紹介先などの情報を入力すると、文章が生成。

紹介状の完成形
紹介状の完成形

その後、個人情報や対応などの必要情報を入力し、紹介状として完成させるシステムを構築した。

同院では従来、ワードを使用して紹介状を作成していたが、システムの導入で紹介状作成の作業時間が10分の1に短縮された。今後は電子カルテのSOAP入力システムと組み合わせた運用を行う予定で、診療業務の効率化を進める。

モルゲンロートは、処方箋印刷用やSOAPカルテ記載用などの自動化で「GPTs」を作成し、全院で活用している。カルテ記載用のChatGTPは、電子カルテの転記、音声入力の転記機能を搭載することで、院内の業務負荷低減を図っている。