日本調剤、AI薬歴作成支援サービスを50店舗に導入
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日本調剤(東京・港区)は11月13日、corte(コルテ、東京・台東区)とソラミチシステム(東京・台東区)が共同開発したAI(人工知能)薬歴作成支援サービス「corte(コルテ)」の導入を11月11日から開始したと発表した。
「corte(コルテ)」は、患者と薬剤師の服薬指導中の会話から生成AIが自動で薬歴に必要な情報を要約し、テキスト化するサービス。PCのほか、タブレットやスマートフォンでの使用も可能で、在宅訪問先で利用もできる。日本調剤では、手始めに50店舗で先行導入する。その後、、効果検証を行いながら対象店舗を拡大する。
「薬歴作成」は、厚生労働省の「令和3年薬剤師の需給動向把握事業における調査結果概要」によると、患者に対する服薬指導中のメモ作成、服薬指導後の薬歴記載などで薬剤師1人あたり1日平均で1時間25分がかかっているという。日本調剤は「corte」の導入で薬歴入力の負担削減と、薬歴記載漏れ防止に加え、薬歴記載の質の向上を見込む。