ユビー、「ユビーメディカルナビ生成AI」をワークフローなど追加しアップデート
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Ubie(ユビー、東京・中央区)は10月9日、生成AI(人工知能)を使った医療事務業務の支援サービス「ユビーメディカルナビ生成AI」の大幅なアップデートを行うと発表した。
今回のアップデートでは、ワークフロー機能、モバイルデバイスの活用、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)やDWH(データウエアハウス)などを使った電子カルテなどとの連携機能を導入。11月から順次提供を開始する。
ワークフロー機能は、音声データをテキスト化し、その内容を要約して報告書を作成する際の複数のプロセスをワンステップで実行できる機能で、作業時間の短縮につなげる。
モバイルデバイスの活用は「ユビーメディカルナビ 生成AI」を音声で操作できるようにする。サービスは、これまでPCのみの操作だったため、活用場所が限られていた。モバイル機器と音声実行機能で、医療スタッフが病室で患者との対話を妨げることなく、コミュニケーションができるようにする。
APIやDWHの利用では、「ユビーメディカルナビ 生成AI」を院内のシステムと連携し、生成AIの効率的な利用を可能にして、半自動的な処理を可能にするといった電子カルテを拡張する補助システムとして運用できるようにする。
「ユビーメディカルナビ 生成AI」は、生成AIを活用し、文章生成と要約、音声認識、画像認識などが行えるサービス。医師向けに紹介状作成、看護師向けに退院看護サマリ作成やIC記録作成、医療事務向けには退院サマリ作成、紹介状作成、カンファレンス議事録作成などが行える。