ユビー、岡山旭東病院がAI業務支援「ユビーメディカルナビ生成AI」導入

Ubie(ユビー、東京・中央区)は9月27日、岡山旭東病院(岡山市)が、生成AI(人工知能)を使った、医療事務業務支援サービス「ユビーメディカルナビ生成AI」を導入し、利用がを開始したと発表した。岡山県で初導入という。

「ユビーメディカルナビ生成AI」は複数の生成AIを活用して、医療従事者の業務を支援するサービス。文章生成・要約、音声認識、画像認識を始め、医師向けの紹介状作成、看護師向けの退院看護サマリーやIC記録作成、医療事務向けに退院サマリーや紹介状、議事録の作成といった機能を提供する。

岡山旭東病院は脳、神経、運動器疾患の総合的専門病院。「進化する医療支援」を目指しおり、医師だけでなく医師のタスクシフト先のさまざまな職種の業務でもDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、「ユビーメディカルナビ生成AI」導入を決めた。

外来診察記録作成の改善イメージ

例えば、これまで医師が診察中にPCで入力していた外来診察記録の作成で、音声認識機能を使用し、録音から書き起こしまでの作業を生成AIが行い、医師が最終確認だけ行うといった形で利用している。

今後のAI活用については「これからは人材確保困難が予想され、生成AIが不足人材を補う可能性を秘めていると考えている。生成AIを使用する場面は、これからは通常の状態になっていくと考えられ、より多くの職員に生成AIになじんでもらいたい」(土井英之・副院長)としている。