ユカリア、阿蘇医療センターの経営改善支援を受託
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ユカリアは12月8日、阿蘇医療センター(熊本・阿蘇市)から経営改善支援業務を受託し契約を締結したと発表した。
阿蘇医療センターは、熊本県阿蘇地域の中核的な公立医療機関で、救急医療、小児医療、へき地医療など多様な機能を担う。同センターは地域医療提供体制の維持と病院経営の安定化を目指し、2023年度に中期経営計画「阿蘇医療センター経営強化プラン」を策定した。
プランは、総務省の「公立病院経営強化プランガイドライン」に基づいて作成。オンライン問診、ナースボード、患者検索システム、健診システムの整備など、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)を通じたサービスの効率化・質の向上を始めとする経営効率化や安定した良質な医療提供を盛り込んだ。2023年度から2027年度までを計画期間としている。
ユカリアでは、「阿蘇医療センター経営強化プラン」を踏まえつつ、経営状況や診療機能、病床運用、人員体制などの多角的な調査と分析を行い、地域医療構想と整合性を図りながら、機能分化や再編、最適化の方向性を明確にするなど、中長期的な視点に立った経営改善策の提案と実行支援を行う。また、持続可能な地域医療体制の確保にも取り組む。