SCOグループ、歯科医院向け業務統合システムに歯式AI音声入力などの新機能追加
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歯科医向けソリューションを提供するSCOグループ(東京・千代田区)は11月25日、歯科医院向け業務オペレーションシステム「paylight X(ペイライト・エックス)」で、AI(人工知能)音声入力機能などのアップデートを実施したと発表した。
「paylight X」は、歯科医院の受付や予約、診療、会計、患者とのコミュニケーション業務を一元管理するシステム。予約管理・サブカルテ・画像管理・決済・AI電話などの医院運営に必要な機能を1つのプラットホームに統合した。利用料は月額5万円(税抜)。
今回のアップデートでは、歯科医院の診療入力や記録、説明で特に負荷の大きかった作業を大幅に効率化する機能で「歯式のAI音声入力(β版)/歯式の一括入力」「歯科疾患管理用紙の自動作成」「組写真作成」を追加した。

歯式のAI音声入力と一括入力は、歯式入力時に、AIがリアルタイムで歯式の発話内容を認識し画面に自動入力する機能。音声で入力できることで、術者は画面入力による作業の中断がなくなり、衛生環境を保ちながら記録時間を大幅に短縮できる。

歯科疾患管理用紙の自動作成機能は、登録された患者情報や歯周組織検査データを自動反映し、歯科疾患管理用紙を自動で作成する。従来の手作業での業務と比べ、作成工数を削減できる。また、データ保存によるペーパーレスも可能になる。

組写真作成では、口腔内写真やレントゲン写真をドラッグ・アンド・ドロップで組写真に自動整列ができる。8形式に対応しており、規格を統一した見やすい資料作成が行える。

SCOグループによると、システム導入後には患者の定着率が43.6%から68.5%にアップしたほか、医院スタッフの電話受付などの業務時間が月90時間から27時間を削減したという。

同日に開催した記者説明会で藤本公浩・社長兼COO(最高執行責任者)は「今回のアップデートは歯科医や歯科衛生士が治療などの本来業務に集中できるために行った。追加機能は業務効率化のものだが、システムはAIの自動電話受け付けやフォローなどの患者の定着率を向上する機能も備えており、作業削減と患者の再来院アップで収益増加も可能になるソリューションだ」と自信をみせた。