メディカルフォース、クリニック向け医療情報SaaSが電子カル入力オーダリング点検ソフトと連携
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医療機関向けSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)提供のメディカルフォース(東京・品川区)は7月30日、クリニック向け医療情報システムSaaS「medicalforce(メディカルフォース)」が、エーアイエス(東京・千代田区)の電子カルテ入力時リアルタイムオーダリング点検ソフト「Mighty QUBE Hybrid(マイティー・キューブ・ハイブリッド)」と連携し、同ソフトを新機能として順次提供を開始すると発表した。
「medicalforce」は、電子カルテ、予約管理、会計、在庫管理など、クリニックの業務フローに沿った豊富な機能を搭載したクリニック向けオールインワンSaaS。一方、「MightyQUBE Hybrid」は、エーアイエス親会社のUbicom(ユビコム)ホールディングスのグループ顧客で約2万の医療機関が利用するデータベースに基づいて、病名と医薬品などの適応性をリアルタイムで点検し、オーダリングや電子カルテの指示入力時に薬の誤投与や病名漏れを防止する。
今回の連携では「medicalforce」で「Mighty QUBE Hybrid」の利用が可能になる。2社では、連携で薬剤、処置、行為、検査に対する傷病名漏れという人的エラーを大幅に低減し、医療の安全と医師の業務効率化を同時に実現できるとしている。
メディカルフォースでは今後、「傷病アシスト」と「算定漏れチェック」の機能強化も予定する。「傷病アシスト」は、医師が入力したオーダー内容から、傷病名の記載漏れがある場合にアラートを表示し、関連する傷病名の候補を提示する。医師は提示された候補を確認と選択をすることで、効率的に正確な傷病名の登録が可能になる。
「算定漏れチェック」は、患者ごとのレセプト(診療報酬明細書)データをチェックし、加算漏れを防止する機能。患者ごとのレセプトデータを確認し、加算漏れを防ぎ、算定の抜け漏れによる再請求・事務負荷を軽減する。