広島大学病院、受付混雑解消でメディグルの紹介患者ウェブ予約システム導入
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紹介患者ウェブ予約システム「メディグル予約」
地域医療連携クラウドシステムなどのメディグル(大阪市)は6月18日、広島大学病院(広島市)が、紹介患者ウェブ予約システム「メディグル予約」を導入したと発表した。
「メディグル予約」は、紹介予約を24時間365日のオンラインで行えるウェブシステム。「時間枠予約」と「日程調整予約」の2パターン使用が可能で、電話やFAXとの併用や診療科別のルール設定に対応する。「日程調整予約」では、紹介元医療機関が受診希望日を最大3つまでウェブ上で入力し、病院側がそれに基づいて予約日を確定や返信する。
予約は、紹介元医療機関が受診希望日までを入力する方法に加え、病院側から患者に予約用URLを送付し、患者が受診希望日を入力することも可能。医療機関の運用方針や患者の状況に応じて柔軟な対応できるようにした。広島大学病院では初期フェーズで「日程調整予約」を採用し、現行フローを保ちながらシステムを導入した。
同院は、毎日数多くの紹介患者を受け入れており、FAX受付が集中する時間帯には予約確定までに時間がかかり、電話での問い合わせが発生。受付混雑で地域の診療所や病院に負担がかかり、医療機関と患者の利便性を損ねる要因となっていた。
その解決策で、混雑する時間帯を避けつつスムーズに予約申し込みを送れる仕組みを模索。「メディグル予約」が、紹介元医療機関から24時間365日で予約申し込みができ、折り返しを待つ手間が不要な点、病院は受信した申し込みを一覧で把握し、診療科ごとの枠状況に合わせた柔軟で迅速な確定返答が可能な点、患者はオンラインで予約確定の確認が可能な点を評価し、導入を決めた。