KPMG、治験文書の情報抽出など行う業務特化生成AI活用のAIエージェント開発支援サービス
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KPMGコンサルティング（東京・千代田区）は5月26日、あずさ監査法人（東京・新宿区）と特定業務に特化した生成AI（人工知能）を活用したAIエージェント開発支援サービスを開始したと発表した。医療分野で治験関連文書からの情報抽出や臨床試験計画のドラフト作成などでの利用を見込む。
KPMGコンサルティングでは、多くのクライアント企業向けのAIやDX（デジタルトランスフォーメーション）戦略策定支援や、AIモデルの開発と検証の助言業務から得たノウハウと知見を生かし、業務特化型生成AIを使ったAIエージェントのアドバイザリーサービスを提供する。サービス開始にあたり、社内に業務特化型のSLM開発の計算資源を整備し、企業ごとに最適な生成AI開発とAIエージェント開発の支援体制を構築した。
AIエージェントは、人間からの指示を受けてタスクの設計や実行を自律的に行うAI。KPMGジャパンによると、2025年以降、急速に活用が進むといわれており、米国や中国などからは「小規模言語モデル（SLM）」と呼ばれる軽量な自然言語モデルが発表され、注目を集めている。これまでは巨大な計算資源を持つ企業のみが生成AI基盤モデルを開発できたが、今後は一般企業でも自社専用の生成AIを開発できるようになるという。
