HAIP、医療AIとセキュリティーの研究成果を社会実装する事業会社を設立
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医療AIサービスの医療AIプラットフォーム技術研究組合(HAIP、東京・江東区)は4月22日、医療AI(人工知能)プラットホームサービス事業基盤やセキュリティーソリューション開発を手掛ける事業会社「AIHOBS(アイホブス)」を4月11日に設立したとを発表した。
「AIHOBS」は、画像AIや生成AIなどを利用したソリューションサービスを開発・提供する企業と医療機関をつなぐプラットホームを提供する。また、HAIPの研究開発した技術の社会実装も担う。
HAIPは、医療AIサービスの普及・発展を目的に、技術研究組合法に基づいて厚生労働大臣と経済産業大臣が認可し、2021年4月1日に設立された非営利共益法人。医療AIの開発から評価、実装までを一気通貫で担うAI開発基盤、ラボ基盤、サービス事業基盤の研究開発を、組合員に加え、賛同した医療機関、企業やアカデミア(学術界)と進め、研究知財を蓄積してきた。
そして、蓄積してきた医療AIサービスやセキュリティーの知財を活用し、社会実装を行うメドが立ったため、経済産業大臣と厚生労働大臣に新設分割の申請を行い、両大臣の認可を得て、AIHOBSを設立した。
HAIPでは今後、AIHOBSを通じて、医療機関、企業、アカデミアや業界団体と連携しながら研究成果の実社会での活用と普及を目指したエコシステムの構築を進めていくとしている。