オープングループ、おひさま会とRPA・AIで臨床現場や院内の定型業務自動化などの実証実験

オープングループは2月18日、子会社のホスピタリティパートナーズ(東京・港区)が事業連携する医療法人おひさま会(神戸市)と、ミドルバックオペレーションの完全自動化とシェアードサービス構築の実証実験の第1フェーズを完了したと発表した。

実証実験では、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)「BizRobo!(ビズロボ)」、LLM(大規模言語モデル)のAI(人工知能)、時系列データ管理ツールを使用し、おひさま会の内部医療関係者間で行った。具体的には、「臨床現場や院内オペレーションの定型業務の自動化」「臨床現場スタッフと連動しながらのリモートを含む、さまざまな診療場面での業務支援」「RPAを使った時系列データとAIを連携にした業務の自動化」をテスト検証した。

実証の結果、3つの検証項目で、「BizRobo!」とAIの連動で、診療所業務の多くを自動化できることを確認。RPAとAIで、臨床現場のスタッフが、情報管理の工数を大幅に削減し、患者に対面する業務に集中する環境を構築できることがわかった。

オープングループでは結果を受け、AIアプリケーションを活用し、診療過程で得た情報を内容や文脈に応じて分析すると共に、電子カルテや医療スタッフ専用コミュニケーションツールなど、現場業務に直接影響するシステムにRPAを使って自動連係を自由に設計を可能にすることが、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に大きく役立つとしている。

「医療4.0プラットフォーム構想」の概要
「医療4.0プラットフォーム構想」の概要

今回の実証実験は、オープングループがRPAソリューションと、生成系AIやIoTなどの新しいテクノロジーを融合し、企業などのDX推進を支援する「共創開拓プロジェクト」の第一弾となる医療向けDX推進の取り組み「医療4.0プラットフォーム構想」の一環。第1フェーズとして、2024年9月~12月に実施した。

今後は、第1フェーズの結果を基に、第2フェーズとして臨床現場と院内オペレーションで第1フェーズでの検証を含めた、あらゆる業務の自動連携が可能か、現場活用する上で不具合などが生じないかなど、患者対応での活用をスムーズに実現するための実証実験を3カ月めどに継続。実証を通じて外来、往診、電話、リモート診療などのプライマリーケア(1次医療)で、従来よりも多くの情報を処理が可能で、高い品質と効率性を両立した患者対応の医療DXサービスの確立と、全国の医療機関への横展開を目指し検証を続ける。