JaDHA、ヘルスケア特化の生成AI活用ガイドラインの第2.0版を公表
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デジタルヘルス研究と政策提言を行う業界団体の日本デジタルヘルス・アライアンス(JaDHA)は2月7日、ヘルスケアに特化した生成AI(人工知能)活用のガイドライン「ヘルスケア事業者のための生成AI活用ガイド」を改訂した「第2.0版」を公表した。
第2.0版は、生成AIを巡る最新の技術動向を反映し、RAG(検索拡張生成)や国産の大規模言語モデル(LLM)などの新技術を解説するとともに、ヘルスケア領域で国内外の活用事例を大幅に拡充した。また、国内や海外の生成AIに関連する最新の政策動向を整理し、製品やービスを開発する上でのチェックポイントや認識、留意すべき事項を解説した。
さらに、医療機関などが生成AIを活用した製品やサービスを円滑に利活用するための生成AIに入力する指示文や回答に含まれる情報の安全で適切な取り扱いのルール、生成AIサービスを利用する組織内職員が順守すべき注意事項をまとめた運用ポリシーのひな型も掲載する。
ガイドラインはヘルスケアサービスで、原則として医療機器や医療機器プログラム以外での利活用を対象に策定した。JaDHAでは、今後も生成AIの特性を踏まえた安全な利用で参考となる情報を拡充し、利用者が安心してサービスを利活用できる環境整備を実現する指針を提供するとしている。