ユビー、厚労省の医療機関の生産性向上・職場環境整備事業の活用支援で生成AIを提供

Ubie(ユビー、東京・中央区)は12月20日、厚生労働省の「生産性向上・職場環境整備等事業」の開始に伴い、事業に対応した生成AI(人工知能)サービス「生成AI特別パッケージ」の提供を開始すると発表した。

厚労省の「生産性向上・職場環境整備等事業」は、医療機関の生産性向上と職場環境整備を目的に、病院・有床診療所は病床数に応じて、無床診療所は施設ごとに補助金が交付される事業。有床診の病院は病床数あたり4万円、診療所(医科・歯科)は施設で18万円の補助金が交付される。厚労省では、ICT(情報通信技術)機器を導入した業務の効率化、タブレット端末、離床センサー、インカム、ウェブ会議設備などを導入した職員間の情報伝達の効率化などの活用を想定している。

ユビーでは、補助金の活用支援で「生成AI特別パッケージ」用意した。サービスは「ユビー生成AI」がベースになる。「ユビー生成AI」は、病院やクリニックなどの医療機関の業務最適化に特化した生成AIサービス。医療従事者とプロダクトマネジャー兼医師が直接対話しながら、医療機関や診療科ごとのニーズに即したサービス機能の開発を行う。文章生成、要約、画像認識、音声認識を通して、診断書や診療記録の文章作成、業務マニュアルからのFAQの自動作成、紹介状の要約、議事録の文字起こしなど、院内業務のさまざまなユースケースに対応する。