on call、在宅医療向け医師と病院のマッチングサービスのベータ版を提供開始

在宅医療機関向けオンコール(緊急時のための待機)代行サービスのon call(オンコール、東京・港区)は11月6日、在宅医療向けにオファー型の医師と病院のマッチングサービス「RESIDENT BANK(レジデントバンク)」のベータ版の試運用を開始したと発表した。

「RESIDENT BANK」は、在宅医療の定期的な訪問診療や往診、緊急のスポット診療に対応する、オファー型の医師人材紹介プラットホームサービス。サービスに登録した医師が、事前に対応可能なスケジュールや条件をシステムに入力することで、スポット診療や定期診療の依頼を医療機関から直接、受けられる。一方、医療機関は登録された医師データの中から、自院に適切と思う医師を選んでオファーを出すことが可能。急な医師人材ニーズの発生などに備えられる。

サービスは、2024年10月から実証運用を開始。2025年に正式リリースを予定する。医師の登録者数は5万人で、利用を見込む医療機関数は約1000機関を見込んでいる。

on callによると、オンコール(緊急時のための待機)代行サービスを展開する中で、在宅医療現場の医師不足問題では、日中に発生する医師のニーズがスポット的にも定期的にも常時発生しており、夜間や休日のオンコール代行だけでは十分ではないという。そこで、同社では、この課題解決で新サービスを始めることにした。