ソラスト、診療報酬請求算定アプリ開発、受託先医療機関200施設で運用開始

「solabell(ソラベル)」の画面イメージ

医療や介護、保育サービスなどを展開するソラスト(東京・港区)は10月18日、診療報酬請求の算定アプリ「solabell(ソラベル)」を開発し、全国の受託先医療機関の約200施設で順次運用を開始したと発表した。

「solabell」は、ソラストが自社スタッフが受託先の医療機関で行う診療報酬請求業務の精度向上を図るために開発した算定アプリ。同社のスタッフが培ってきた知識や経験、診療報酬明細書の点検や確認作業で活用していた、10冊におよぶ専門書籍や関連資料を1つのツールに集約した。

アプリの概要
アプリの概要

具体的には、診療報酬業務請求の最新情報をアプリに一括しており、AI(人工知能)の検索機能で、医学用語や傷病名など4万語以上を調べられる。また、ソラスト社員一人ひとりの知識や経験をアプリ内で共有。蓄積したノウハウを全国展開することで、よりレベルの高い診療報酬請求業務ができるようにした。しおり機能やメモ機能、通知機能なども備えており、病院ごとにアプリをカスタマイズしてオリジナルツールで活用できる。

今後は受託先の医療機関の満足度向上に向け、アプリの機能拡充を図ると共に、2025年夏をメドに医療機関への販売も開始する。