ヴァリテックス、東京女子医大東洋医学研究所が漢方業務支援ソフト導入

漢方診断支援プログラムなどを手掛けるVARYTEX(ヴァリテックス、東京・港区)は10月2日、東京女子医科大学附属東洋医学研究所が、漢方専門医療機関向け業務支援ソフトウエア「KAMPO365 custom(カンポ365カスタム)」を採用したと発表した。

「KAMPO365 custom」の画面イメージ
「KAMPO365 custom」の画面イメージ

「KAMPO365 custom」は漢方診療に特化した病院・クリニックなどに対し、問診票のデジタル化機能や、医学的所見の登録機能、患者とLINE連携するコミュニケーション機能などを備える。漢方診療データを蓄積することで、研究や論文用のデータ収集も行える。ソフトは医療機関ごとにカスタマイズして提供する。

東京女子医科大学附属東洋医学研究所では。導入理由について「患者の利便性はもちろん、問診の結果が可視化され、漢方治療の効果を客観的に評価できることが採用の大きなポイントになった」(木村容子所長)と説明している。

ヴァリテックスは今後、東京女子医科大学附属東洋医学研究所での正式採用を皮切りに、全国の漢方専門医療機関での導入を積極的に進めていく計画。また、サービスで得た漢方診療データを活用し、AI(人工知能)の研究や社会実装などにも取り組むとしている。