コーチェット、在宅医療のおうちの診療所がピアコーチングクラウドツール導入
掲載日:
伴走型トレーニングプログラム提供のコーチェット(東京・港区)は9月20日、在宅医療を展開するおうちの診療所(東京・目黒区、中野区)に、ピア(横のつながり)コーチングのクラウドツール「PEER+(ピアプラス)」を提供したことを発表した。
「PEER+」は、ピアコーチングの導入し定着を図るためのクラウドツール。「ピアコーチング」は、コーチングを仲間や同僚など、同じ立場の人同士が横のつながり(ピア)で、お互いにコーチングし合う手法を指す。
おうちの診療所は、東京の目黒区と中野区で在宅医療(訪問診療)を主とする診療所。診療所では、全ての職員がフラットに対話し、スタッフ間の関係の質を高めることが診療の質を向上させるという考えの下で、診療所運営の取り組みを実践してきたが、組織の拡大や新しい取り組みの課題が浮上し、その解決策の1つで「PEER+」を全職員を対象に導入した。
導入の結果、ブレストで出てくるアイデアの量が増え、発言しない人がいなくなったほか、心理的安全指標の「横の人に助けを求めやすい」のスコアが上昇、関係の質を改善するための仮説検証が行いやすくなったといった効果があったという。
おうちの診療所はでは、ツールについて「医療業界であれば、看護師同士など、同じような立場の人同士でコーチ役と選手役を入れ替えながら、自分と同じようなこと言ってる人の話を、ちょっと違う視点で聞くことにすごく価値がある」(石井洋介・中野院院長)としている。