デロイトトーマツ、インターシステムズと、クラウド医療情報統合プラットホーム提供

デロイトトーマツコンサルティング(東京・千代田区)は9月20日、インターシステムズジャパン(東京・新宿区)と、ソリューションパートナー契約を締結し、医療情報統合プラットホームサービス「HospitalLake(ホスピタルレイク)」の提供を10月1日から開始すると発表した。

「HospitalLake」は、インターシステムズの医療データプラットホーム 「InterSystems IRIS for Health(インターシステム・アイリス・フォー・ヘルス)」を基盤に、病院DX(デジタルトランスフォーメーション)支援サービス「Hospital Managed Service(ホスピタルマネジメントサービス)」と連携し、アマゾンのクラウドサービス「AWS」に構築した医療情報統合プラットホームサービス。

「Hospital Managed Service」と「HospitalLake」の概要
「Hospital Managed Service」と「HospitalLake」の概要

基盤となる「InterSystems IRIS for Health」は、医療情報交換のための国際標準規格に準拠した、医療や健康データの相互運用性とデータ活用の基盤技術を備えたデータプラットホーム。そのため、「HospitalLake」は、電子カルテ、部門システム、医療機器などからデータを取得し、標準形式のデータに加工・変換して蓄積できる。

蓄積したデータは、「Hospital Managed Service」の生成AI(人工知能)や分析ツールなどのアプリケーションで利用が可能。また、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)も提供しており、医療機関や、ほかの企業が開発したアプリケーションでの利用できる。