F.MED、九経局が微小外科支援ロボットでスタートアップ育成支援プログラムに選出

マイクロサージャリー(微小外科)」支援ロボットを開発するF.MED (エフメド、福岡市)は9月18日、九州経済産業局がスタートアップ育成支援プログラム「J-Startup KYUSHU」に選定したと発表した。

「マイクロサージャーリー(微小外科)」は、手術用の顕微鏡や針付縫合糸を使って行う微細な外科手術。F.MEDは2021年の会社設立前から創業メンバーがリニアモーターで駆動する微細作業用マニピュレーターを搭載したマイクロサージャリー支援ロボットの開発に着手。2025年度の事業化を目指している。

「J-Startup」は、世界で活躍するスタートアップ創出で、経済産業省が2018年から開始したスタートアップ企業の育成支援プログラム。2020年から地域展開をしており、九州は管内の政府出先3機関、7県、3政令市、関係10組織が参加する「九州スタートアップ推進コンソーシアム」を設置し、「J-startup KYUSHU」として2021年12月から開始した。

プログラムは2022年3月に九州を基盤に活躍する33社、2023年4月には15社を選定。今回、第3次としてF.MEDを含む15社を選んだ。同社ではプログラムに選ばれたことを契機に、早期事業化に向けロボットの開発を加速する計画。