千葉大、メドコムと医療現場のスマートデバイス導入効果を共同研究 業務効率化を評価
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千葉大学は3月11日、医学部附属病院次世代医療構想センターが、医療用スマートフォン開発のメドコム(東京・江東区)と、医療現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みの一環で、スマートデバイス導入効果の共同研究を開始したと発表した。2026年2月から2028年3月まで実施する。
今回の研究では、千葉県内の特定医療機関で、医療機関専用スマートデバイスやスマートフォンアプリを導入し、医療従事者の業務環境を整備し、医師や看護師などの勤務時間、時間外労働、業務中断頻度などで導入前後の変化を定量的に分析する。
また、医師・看護師間の連絡手段、情報共有の迅速性、業務フローの変化について、アンケート調査とヒアリングを実施し定性評価を行う。さらに、地域医療体制確保加算の算定状況を分析し、業務効率化が地域医療提供体制の維持・確保に与える影響を調べる。
千葉大では、近年、地域医療を支える医療機関の人材不足や業務負担の増加が深刻化しており、ICT(情報通信技術)やデジタル技術を活用した効率化などの業務改革が急務となっていると指摘。今回の研究を通じて、医療現場でのスマートデバイスの導入効果を定量・定性の両面から検証することで、病院の業務効率化に向け、実効性の高いDXモデルの確立を目指すとしている。