UiPath、医療向け収益サイクル管理支援AIエージェント 医療記録要約・請求否認・事前承認を効率化

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ソフトウエアなどの米UiPath(ユーアイパス、ニューヨーク州)は3月5日、医療業界向けAI(人工知能)エージェントソリューションを発表した。専用のAIエージェントが医療記録の要約、請求否認防止などを行う。AIによる医療機関のデータ連携や収益管理の活用を後押しする。

ソリューションではAIエージェントが、Medical Records Summarization(MRS、医療記録の要約)や医療請求の否認の防止と解決、事前承認を支援する。

MRSは、複雑で断片的な医療記録を、簡潔で引用元を明記した要約に変換し、レビューにかかる時間を大幅に短縮する。

請求否認の防止と解決は、根本原因を自動的に検出し、是正措置を発動、異議申し立てを調整することで、医療請求の否認や控除を減らし、収益保護とコンプライアンス(法令順守)強化につなげる。

事前承認では、適格性と給付内容の検証を自動化し、臨床データを医療必要性基準に照合し、複雑度に基づいて審査依頼を振り分け、医療提供者にリアルタイムのステータス更新を提供することで、管理負担を軽減する。

ユーアイパスでは、医療機関の収益管理では、医療提供者が膨大で複雑な臨床文書を作成しており、その文章を分析可能な情報へ迅速に変換し、臨床記録を支払者が正確な償還処理に必要な標準化データに結びつける必要があると指摘する。

そこで、AIで臨床データを構造化し、標準データとして実用可能な状態になれば、医療提供者はタイムリーな治療を提供でき、売掛金と貸倒損失を劇的に削減できるとともに、支払者が正確な支払いが可能になるとしている。