FIXER、医療業務支援生成AIに電子カルテ音声入力と退院時指導書作成支援を追加
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FIXER(フィクサー)は2月19日、医療業務支援特化の生成AI(人工知能)サービス「GaiXer Medical Agent(ガイザー・メディカル・エージェント)」に、電子カルテ音声入力と退院時指導書作成支援の機能を追加し、藤田医科大学病院(愛知・豊明市)で、運用を開始したと発表した。
「GaiXer Medical Agent」は、生成AIを活用した医療業務支援サービス。電子カルテの診療記録などから、AIが医療文書を自動生成する。
追加機能の電子カルテ音声入力は、従来のキーボード入力に加え、診察後の記録や申し送り事項などを音声で入力し、自動でテキスト化する。医師は診療中の患者との会話を妨げることなく記録作業を行えるようになり、キーボード操作の負担を軽減し、患者と向き合う時間が創出できるとしている。高精度な音声認識を搭載することで、医療現場特有の専門用語にも対応した。
一方、退院時指導書作成支援は、「退院時指導書」の下書き文書を自動生成する。「退院時指導書」は、退院後の日常生活での食事、入浴、運動などの注意点や服薬、次回の受診予定などを患者と家族向けに記載した文書。医師が一から文章を作成する負担を軽減し、患者一人ひとりの状況に応じた分かりやすい指導書作成を支援する。
FIXERは、藤田医科大病院と、患者に向き合う対面診療の価値向上を目的に、医療文書作成業務の効率化に継続して取り組んでいる。先行導入した退院サマリーの作成支援機能では、利用した医師の92%が「時間短縮、業務改善につながった」と回答し、81%が「満足」と評価した。2者は、こうした成果と現場の医師や看護師からの要望を受け、新たに電子カルテ音声入力と退院時指導書作成支援機能を追加した。