OPERe、患者コミュニケーションシステムでAI一次問い合わせ自動対応機能を提供
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「AI窓口」の画面イメージ
病院向け業務支援システム開発のOPERe(オペリ、東京・港区)は2月10日、患者コミュニケーションシステム「ポケさぽ」で、生成AI(人工知能)を活用した新機能「AI窓口」の提供を開始したと発表した。すでに高度急性期病院で導入が始まっているという。

「AI窓口」は、患者からの一次問い合わせに対し、生成AIが自動回答を行う機能。「ポケさぽ」の既存機能「患者説明」に蓄積した、各医療機関の固有の情報を学習し、施設ごとに最適化した高精度な回答を行う。
新機能は、AIモデルに、米アンソロピックの「Claude Sonnet(クロード・ソネット)4.5」を採用。同モデルは、複雑な推論や高度な対話で正確な回答が可能という。事前に登録されたデータを検索して回答を生成するRAG(検索拡張生成)技術を採用し、院内案内や術式説明書などの指定資料をAIに参照させることで、施設ごとに最適化した応対ができるようにした。生成AI特有の「ハルシネーション(幻覚)」のリスクを最小限に抑制する仕組みも導入した。
また、医療業界の厳格なデータガバナンスに対応するため、データは日本国内のデータベースに保管する。そのため、国内でデータ管理と処理をしながら、高い処理能力の確保と、大規模アクセス時の安定した稼働が可能という。
オペリでは、新機能を活用することで、医療従事者が費やしていた定型的な説明業務や電話対応の時間を大幅に削減できるとともに、患者が自宅で疑問を即座に解決して理解を深められるため、限られた診察時間に資料だけでは分からない、本当に確認したいことの相談に充てられるようになるとしている。