エムネス、クラウド型PACSの導入施設数が1200件を突破
掲載日:
医療支援クラウドサービスのエムネス(広島市)は1月15日、クラウド型の医療用画像管理システム(PACS)「LOOKREC(ルックレック)」の導入施設数が、2024年9月に1200件を突破したと発表した。
「LOOKREC」は、CT(コンピューター断層撮影装置)やMRI(磁気共鳴画像装置)などの検査装置から撮影された医用画像をクラウド上にアップロードし、医療機関、医療従事者がリアルタイムに画像を管理・共有できるプラットホームサービス。クラウドの保存容量は制限がなく機器の増設は不要。また、物理的なサーバーを持たないためソフトウエアの追加購入、メンテナンスもなくて済む。
エムネスでは、国が、2022年に医療DX(デジタルトランスフォーメーション)推進本部を設置し、2023年に電子カルテ情報の標準化などの普及を発表した影響で、DX化が遅れているとされている医療業界でも近年デジタル化が進み、クラウドの需要が伸びてきていると分析。
こうした中、「LOOKREC」が、PACSでは珍しいフルクラウド型の医療システムで、現役の放射線診断専門医が開発に携わっている点や、機能などをユーザーから高く評価されたことが導入件数の拡大につながったとみている。