等潤病院、無痛MRI乳がん検診画像をMDVのPHR「カルテコ」でスマホ閲覧可能に
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等潤病院(東京・足立区)での無痛MRI乳がん検診のイメージ。うつぶせになって乳房を下向きにして撮影する
メディカル・データ・ビジョン(MDV)は12月26日、等潤病院(東京・足立区)が、実施する無痛MRI(磁気共鳴画像装置)乳がん検診の画像を、MDVのPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)「カルテコ」でスマートフォンなどから閲覧できるようにしたと発表した。
無痛MRI乳がん検診は、乳房の形にくりぬかれたベッドにうつぶせになるので、乳房を挟まないことや、検診着で受診できるため肌を見せる必要がなく、放射線被ばくがないといったメリットがある。乳房を圧迫しないので、授乳期の人も検診を受けられる。また、乳房再建術後やインプラント挿入後でも検診できる。

等潤病院は、無痛MRI乳がん検診を2025年6月から導入。従来のマンモグラフィーを使った検診を「乳房が圧迫されて痛い」などを避けていた人に向けた検診で提供する。同院では、マンモグラフィー画像は読影者によって判断が分かれることがあるため、MRI検査を選択肢の1つとする一方で、スマホで客観的な検査画像を受診者に提供し、納得感が得られる検診スタイルを用意しようと考え、カルテコで閲覧できるようにした。