GMOヘルステック、AI搭載レセコン一体型クラウド電子カルテを無料提供
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医療プラットホーム事業のGMOヘルステック(東京・渋谷区)は10月30日、AI(人工知能)搭載のレセコン一体型クラウド電子カルテ「AIチャート byGMO」の提供を12月4日から開始すると発表した。利用端末やアカウント数にかかわらず、初期費用も月額利用料も無料で利用できる。
「AIチャート」は、レセコン一体型で、受付から診察、会計、請求までを1つのシステムで管理し、効率的な業務フローを確立できる。クラウド型のため、定期的なメンテナンス費用や種機器の更新費用などが発生しないほか、診療報酬改定に伴うソフトウエア更新も自動で行うため、運用コストの削減も見込める。
機能面では、標準搭載の「AIアシスト」が、診察中の会話を自動で書き起こす。書き起こし会話内容は、AIがSOAP(主観、客観、評価、計画)形式に要約し、カルテに転記する。そのため、医師は入力の手間を削減し、患者と向き合う時間を創出できる。また、レセコンやAIアシスト、オンライン診療などの機能がオールインワンのため、システムごとの煩雑な連携や管理が不要で、シームレスな操作が行える。
GMOヘルステックでは「AIチャート byGMO」の提供日から、現在「AIチャート byGMO」で展開するクリニック向け医療プラットホームの名称を「ヘルステックONE byGMO」にリニューアルする。「AIチャート byGMO」は「ヘルステックONE byGMO」に組み込まれる電子カルテ機能の名称で提供する。