NTTプレシジョンメディシン、在宅医療対応電子カルテで「今日の治療薬WEB」連携オプション提供

NTTプレシジョンメディシン(東京・千代田区)は9月11日、在宅医療対応電子カルテ「movacal.net(モバカルネット)」が、医学洋書などの輸入販売の南江堂(東京・文京区)の医療用医薬品情報集「今日の治療薬WEB」と連携し、電子カルテから薬剤情報を検索できる「今日の治療薬WEB」連携オプションの提供を開始すると発表した。

「movacal.net」は、在宅医療対応のクラウド型電子カルテサービス。タブレットなどで訪問先でも簡単にカルテを作成できる。医事文書の自動作成とFAX送信も可能。安全性の高いチャット機能で多職種と情報共有も行える。

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「今日の治療薬WEB」連携オプションのイメージ図

今回追加した「今日の治療薬WEB」連携オプションは、処方入力画面に入力した薬剤について「今日の治療薬」独自の添付文書の内容を厳選・編集した情報や、添付文書には載っていないが臨床現場で必要な「腎機能低下・透析時の投与量」「小児への用法用量」「妊婦や授乳へのリスク分類」などが参照できる。

また、同じ効果の薬を一画面で比較が行え、各領域の解説をワンクリックで検索や参照できる機能などもPCのブラウザー上で利用が可能。料金は利用人数に応じた月額課金制で、人数の増減も電子カルテ上で簡単に変更できる。

連携オプションは、「movacal.net」を利用中の医療機関の要望を受けて南江堂と開発した。NTTプレシジョンメディシンでは、今回の連携で電子カルテの処方入力画面からワンクリックで薬剤情報を検索と確認できるようになるため、業務効率化と利便性向上が見込めるとしている。