4DIN、群馬大病院が電子カルテデータの研究利用で臨床情報分析支援プラットホーム導入
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臨床情報分析支援の4DIN(フォーディン、東京・港区)は4月9日、群馬大学医学部附属病院が、電子カルテデータなどの臨床情報を活用した研究で、臨床情報分析支援プラットホーム「SIMPRESEARCH(シンプリサーチ)」を導入したと発表した。
「SIMPRESEARCH」は、研究者やデータ利活用者を対象にしたクラウドを利用した臨床情報分析支援プラットホーム。医療ビッグデータを直感的に分析できるユーザーが使いやすいインターフェースと、統計解析ソフトウエアで高度な解析ができるのが特長。高度なデータ解析をクラウド内で行うことで、安全性と利便性の高いデータベース研究環境を可能にした。
4DINによると、医療現場では、電子カルテを始めとするデジタル情報のデータが日々記録されているが、研究に活用するには、データ整理や匿名化、倫理的配慮など多くの課題があり、研究者に負担が大きい状況が続いている。
群馬大病院では、「SIMPRESEARCH」の導入で、こうした課題を解消し、安全性を確保しながら研究者が効率的にデータを活用できる環境を構築。研究のスピードを加速し、多くの研究成果を生み出すことで、新しい診断法や治療法の開発、患者の予後を改善するエビデンス構築につなげる。