CSI、電子カルテ「MI・RA・Is」でAI文書作成ツールの販売開始
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医療システムと受託システム開発を行うシーエスアイ(CSI、札幌市)は12月18日、電子カルテ「MI・RA・Is(ミライズ)」用のAI(人工知能)文書作成ツール「MI・RA・Is+AI(ミライズプラスエーアイ)」を12月に販売し、2025年3月から提供を開始すると発表した。
「MI・RA・Is+AI」は、診療情報提供書(紹介状)や退院サマリといった医師の事務作業の文書作成支援で、患者の診療記事の要約機能から提供を開始。その後、プロンプトのサンプル提供などを行い、利便性の向上につなげる。
ツールは、オンプレミスで動作が可能。インターネットに接続しないため、外部からの攻撃リスクを低減した環境で、患者の診療情報を外部に出さずにAIを使用できる。利用者がプロンプトを出す仕組みを採用しており、診療科と医師個人の違いに合わせて、利用者のプロンプト編集を前提にした自由度が高いツールとして提供する。
CSIが開設するプロンプト共有サイトで、ほかの医療機関が作成されたプロンプトを取り込み利用することもできる。同社では、販売開始から1年で1000名以上の利用者の獲得を目指す。